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六章 陰日向でヤる

 
「――おおっと、コレも勿論、命令じゃぁない。さぁ、どうする?」

 

宗像らは五日間、蓮子に一切手出ししなかった。

だがそれは、蓮子に安寧をもたらさなかった。調教された肉体は、疼きをもたらしたのだ。

火照る身体を抱える蓮子。自慰は許されなかった。貞操帯が、その秘裂を覆っていた。

 

ホテルで死ぬほど犯してやる、という宗像の提案に、蓮子は乗ってしまう。

だが実際に連れて行かれたのは、薄暗いビルの隙間、汚い路地だった。

 

命令ではないからインクの強制力は発動しない、しかし従わなければセックスしない。

そういう条件の下出される卑劣な命令に、身体を持て余す蓮子は従ってしまう――。

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