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二章 みだら途中下車の旅
「いかん、いかん、まったくいかんなァ……年頃の娘さんが、まったく、ジジイ相手なら、ちょっとくらいからかってもええとでも思ったか……?」
宗像製造所へ、田舎道をひた走る車だったが、何の変哲もない畦道で停車する。
「その格好のままで、製造所まで歩いていけ」と命ずる宗像。
その格好――乳房をさらけ出し、身体中に男の粘液が付着した姿で、外を歩けという。
さらに宗像は、製造所に着いたらお前の処女を奪ってやるとも言った。
目的地に着かなければ、誰かに見つかってしまう。
目的地に着いてしまえば、純潔を奪われる。
ひどいジレンマの下で、彼女の淫らなる散歩が始まった。
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