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五章 Dance Dance Realslut

 
「気持ちいいのは幸せなこと。二人でもっと、幸せになりましょう」

 

日本語も殆ど喋れない、無口で筋肉質な黒人、ドミニク。

製造所の面々で、彼だけは蓮子に手を出さなかった――直接は。

代わりに、いつもいつも、尻穴での自慰を命じてきた。

蓮子の身体は、尻での快楽をすっかり覚えてしまっていた。

 

ドミニクは彼女を連れだし、行きつけの酒場へ案内する、と言い出した。

まともな酒場を期待した蓮子だったが、連れられたのは妖しげなショーパブだった。

 

そこで出会った客たちと、その場限りのアバンチュールを愉しむ蓮子。

彼女に待ち受けるのは、自分自身がショーのダンサーとなることだった――。

 

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